2021/10/08

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新旧Ryzen CPUの性能差をチェックします。

対象は「Ryzen 5 5600X」と「Ryzen 7 3700X」を比較していきます。ベンチマークやRAW現像、動画編集にどれくらいのちがいがあるのかを見ていきます。

Ryzen 9やCore i7などのCPUにも比較対象として登場してもらっていますので、参考にしてもらえると嬉しいです。

目次

解説に入っていく前に「CPUの見分け方や意味がわからない」という人がいれば、「CPUの選び方（スコア）」という記事を参考にしてください。

当記事で掲載されたスコアは性能を約束するものではございません。

スコアはPASSMARKが公開しているデータを参考にしています。

Ryzen 5 5600XとRyzen 7 3700Xのスコアを比較してみると約3％ほどのスコア差しかありません。

さすが新世代だなと感じるところもありますが、発売からそれほど経っていないRyzen 7 3700Xと並ぶのも何とも言えないところですよね。インテルのCore i7-11700と比較しても遜色ありません。

とは言え、クロックやコア数など細かいところを見ていくと両者に違いがあるはず。その辺をしっかりとチェックしていきましょう。

今回の比較は、自作パソコンとドスパラのゲーミングパソコンをお借りして行います。

ここからは、実際に僕がテストした数値を公表しながら性能差を見ていきたいと思います。

Ryzen 7 3700X

Ryzen 5 5600X

Ryzen 5 5600Xはシングルスレッドで約23％高く、マルチスレッドではRyzen 7 3700Xが約14％高いです。

どちらも特徴がはっきりしているので、シングル性能かマルチ性能どちらを重視するかで選択すれば良いということになりそうです。

Ryzen 7 3700X

Ryzen 5 5600X

CINEBENCH R20のテスト結果も傾向としては同じです。Ryzen 5 5600Xがシングルスレッドで約19％高く、マルチスレッドはRyzen 7 3700Xが約14%高くなりました。

RAWの一括変換にかかった時間を測定するために、一眼レフで撮影した150枚（5GB）の写真を現像します。

RAW現像を行ったところRyzen 5 5600XとRyzen 7 3700Xで30秒も差が出てしまいました。どちらかと言うとシングル性能が重視されるRAW現像ではRyzen 5 5800Xを選ぶほうが良いでしょう。

一眼レフで撮影した5分間の4K動画のレンダリングにかかる時間を計測しました。使用した動画編集ソフトはResolveです。

参考までに過去のテスト結果をご紹介します。

動画編集においてはマルチ性能が重視されるので、Ryzen 7 3800Xが有利です。

動画編集を頻繁に行うような方なら、Ryzen 7 3700Xを選ぶことも選択肢としては良いでしょう。さらに言うならRyzen 9を選ぶのも面白いかもしれません。

・Ryzen 5 5600Xがシングル約20％高い ・Ryzen 7 3700Xがマルチ約15％高い ・目的に合わせて選びましょう！ ・今から買うならRyzen 5 5600Xがおすすめ！

PASSMARKスコアではほぼ同等となった両CPUでしたが、ベンチマークでは個性が現れる結果になりました。シングル性能を重視するならRyzen 5 5600Xを、マルチ性能を重視するならRyzen 7 3700Xを選びましょう。

Ryzen 7 3700X搭載モデルは比較的安いモデルも存在しますので、コスパで選ぶというのも1つの手だと思います。ただ多くの作業でシングル性能は生きてくるので迷ったらRyzen 5 5600Xを選んでおくのが良いのかな～という印象も受けます。

マルチ性能だけを重視するなら、Ryzen 9 3900Xあたりもダークホース的な存在です。

＞Ryzen搭載のおすすめパソコンをチェックする

今回のテストに使ったドスパラのゲーミングパソコンです。Ryzen 5 5600X×Radeon RX 6700XTの組み合わせで高解像データ処理にも対応ができます。写真や動画編集、ゲームなど広い用途で楽しめるモデルになっています。静音性にも優れておりコスパは抜群です！

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今回のテストに使ったドスパラのゲーミングパソコンです。Ryzen 7 3700Xの人気は根強くて人気ランキングにも度々登場するモデルです。静音性も高く作業に集中できる点も素晴らしいです。動画編集やオンラインゲームなど幅広い用途で遊べます！

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